Windowsでscratch2mipを使う

1. 必要なハードウェア

• MiP
  • 日本で使う場合は技適マークが必要
    • タカラトミー版 Hello! MiPとトイザらス版 Meet MiPには付いていることを確認済
  • トイザらス版はAmazonで安価に流通(送料込 4,880円)している(2016/6/6現在)
• Windowsパソコン
  • ここでは、Windows 10で説明する
• USB Bluetoothアダプター
  • 対応しているチップに制限あり
  • 日本で入手しやすいのは、BCM20702を使っているIODATAのUSB-BT40LE
    • 2016/6/6現在、ヨドバシカメラで送料込 1,380円
    • ここでは、これで説明する

2. 必要なソフトウェア

• scratch2mip
  • scratch2mip_helper.zipをダウンロードして適当な場所に展開。ここでは以下として説明する。フォルダーが二重にならないように注意
    • C:\Users\ユーザー名\Desktop\scratch2mip_helper
• Node.js
  • Node.jsから最新の安定板をダウンロードして、説明に従ってインストール。ここではv4.4.5 LTSとして説明する
• Python 2.7
  • Download Pythonから、2.7.xの最新のものをダウンロードして、説明に従ってインストール。ここでは、2.7.11として説明する
• Microsoft Visual Studio Express 2012
  • Download Microsoft Visual Studio Express 2012 for Windows Desktop from Official Microsoft Download Centerからダウンロードして、説明に従ってインストール
• Zadig
  • Zadigから、Zadig for Windows Vista or laterを適当な場所にダウンロード。ここではzadig_2.2.exeとして説明する

3. ドライバーのインストール

1. USB-BT40LEをPCのUSBポートに差し込む
2. zadig_2.2.exeをダブルクリックで起動し、「Options」メニューから「List All Devices」を選ぶ
3. デバイス名のドロップダウンメニューを開き、「BCM20702 Bluetooth 4.0」を選ぶ
4. 「Install Driver」ボタンをクリックし、成功のダイアログが表示されたら、アプリを終了する

4. ヘルパーアプリのインストール

1. コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力する。ビルドとインストールにはしばらく時間がかかる
   
   > cd C:\Users\ユーザー名\Desktop\scratch2mip_helper
   > npm install

5. ヘルパーアプリの実行

1. コマンドプロンプトに、以下のコマンドを入力する
   
   > node scratch2mip_helper.js
   
   
2. MiPの電源スイッチを入れると、たとえば、以下のように表示されるので、この場合は「0」を入力してエンターキーを押す
   
   0: WowWee-MiP-27271
   which one:
   
   
3. 以下のように表示され、MiPの胸のインジケーターが緑に変われば接続成功
   
   Server listening on: http://localhost:8080
   

5. ScratchXの起動

1. Webブラウザーで、以下のURLを開く
   
   http://scratchx.org/?url=http://champierre.github.io/scratch2mip/scratch2mip.js
   
   
2. 警告ダイアログが表示されたら、「I understand, continue」をクリック
3. 「その他」カテゴリーの「MiP:」で始まるブロックを使ってプログラムを組む。命令の実行には時間がかかるので、適宜「～秒待つ」を入れること