新たなSqueakイメージを入れたSqueakwareを作る
Squeakwareからコンソールを立ち上げ、作業用のディレクトリを作ります。
mkdir mySqware
cd mySqware
既存のSqueakware用のモジュールを展開します。
img2dir /boot/modules/squeak1.img .
lsすると、
data/ postinsert preinsert
となっています。(postinsertとpreinsertは、SLAXがモジュール読み込み時に、起動するシェルスクリプトです。必要に応じて実行権を立てます)。
dataの下を見ましょう。
cd data
lsすると、
etc/ opt/ root/ usr/
となっています。
これは、SLAXのディレクトリ階層そのものになっています。ようは、dataの下に上書きしたいファイル(やディレクトリ)を、SLAXのもともとの階層に対応した形で置いていけば良いのです。
Squeakのイメージは./root/Squeakにあります。
ここに好きなイメージをコピーしましょう。
cp favorite.image ./root/Squeak
cp favorite.changes ./root/Squeak
以上で新規モジュールの作成準備ができました。次にmySqwareに展開したファイル群を固め直します。(本来は新たなイメージを起動するスクリプトなども置いたほうが便利ですが、ここでは省略します。)
cd ../..
dir2img mySqware squeak2.img
squeak2.imgができます。これをオリジナルのisoにマージすれば作業完了です。
modinsert slax-4.1.2-jp.iso mysqware.iso modules=./squeak2.img
(SLAX日本語対応版のisoはライブCDの部屋にあります。)
mysqware.isoが自分用のSqueakwareになります。CDなどに焼いて動作確認しましょう。
上記のマージ部分で、
modinsert sqware-0.1-jp.iso mysqware.iso modules=./squeak2.img
とすることもできます。この場合、sqware-0.1-jp.isoにはsqueak1.imgのモジュールが既に入っているので、data以下は、/root/Squeak/favorite.imageと/root/Squeak/favorite.changesのみがあれば十分です。
あとはいろいろとお試しください。
より詳しくは
http://slax.linux-live.org/doc_development.php#createmodules
をどうぞ。