PCCAA6
PCCAA4 #2
author 117Florian.
翻訳終わってませんが、ちょっとだけ。
謎の「secretary-cum-keybord」ですが、その段落を訳すとこんな感じになります。
入力はキーボード経由(ほとんどの人は現在タイプを学んでいる)、もしくは昔ながらの作法であるsecretary-cum-keybord、もしくは音声で行う。
確かに「口述筆記キーボード」であれば昔ながらなのかもしれませんが、これが「口述筆記キーボードという技術」だとすると、そのあとの「もしくは音声」が邪魔な感じします。専門職に打ち込ませるつもりだったんでしょうか?
(spamが激しいので閉じました。--abee)
Monday, 15 November 2010, 1:43:33 pm
直しました。
Loom:「織物」ではなく「織機」でした。
- 織機と訳すなら「絹の」だと意味が曖昧になるので、「絹でパターンを織るジャカード織機のように」と素直に訳したほうがいいかもしれません。 --technohippy
reason:下手に「前提」なんてこらずに、素直に「理由」の方が意味が通りますね(実はここは章全体を書いてから直した部分です)
convince:「納得させる」でいいと思います。「便利にする」(convinience)と読んでしまいおかしな文になったので略した部分でした。
instantiate:プログラム用語としては「インスタンス化」なのですが、この時点でオブジェクト指向プログラミングの発想や用語はあったのでしょうか?
- 説明的な文章にするとか「顕現」や「表出」とかの単語にするかちょっと迷いましたが、結局この文章を読む人が「インスタンス化」を理解できないとも思えないのでまぁそのままでいいかと判断しました。もちろん違和感があるようなら好きに変えていただいて構いません --technohippy
facsimile:「写本」とか「コピー」という意味があるのを初めて知りました。そちらの方が自然です。
Monday, 15 November 2010, 1:22:46 pm
突っ込み感謝です。ちょっと見直します。
Friday, 12 November 2010, 7:24:29 pm
Mark Weiserによるユビキタス・コンピューティングの提唱(1991)以前なので、特定のイメージを与えないように、ubiquitous CRTは、カタカナでない方が良いかも。--abee2
Tuesday, 9 November 2010, 5:00:54 pm
青い文字で気になったことを書いていきます。英語そんなに得意じゃないので参考程度に --technohippy
- Twitterにも書きましたが、これは秘書に口述タイプさせることを揶揄している(だから"viva")のだと思います。これは60-70年代のドラマを見る限り一般的です。音声は機械による音声入力ではないでしょうか。--abee2
- "viva"は書き写す際のミスのようです。原著では一般的に"via"でした。とはいえ、揶揄してるのは確かっぽいですね。「今時口述タイプうぷぷ」みたいな。--117Florian
The DynaBook
"I wish to God these calculations were executed by stream!"
(正しくは「I Wish To God These Calculations Had Been Executed By Steam!」)
「蒸気によって計算されるのを神に願う!」
Charles Babbage (age 19)
ca. 1803
"The Analytical Engine weaves algebraic patterns, just as the Jacquard Loom weaves patterns in silk."
「解析機関は、絹のジャカード織機折りのように、代数パターンを折る」
「ジャカード折り」だと織られた布を指してしまいますが、解析機に対応するものなので、Jacquard Loomは「ジャカード織機」の方がいいんじゃないでしょうか。
-Ada Augusta
Countess of Lovelace
We now have some reasons for wanting the DynaBook to exist.
私たちには現在、DynaBookの登場を望むいくつかの理由がある。われわれがDynaBookに望む内容には前提がある。
私たちには現在、ダイナブックの登場を望むいくつかの理由がある。(reasonsに「前提」という意味はあるんでしょうか?)
Can it be fabricated from currently invented technology in quantities large enough to bring a selling (or renting) price within reach of millions of potential users?
DynaBookは現在発明されている技術によって数百万人の潜在的なユーザーに売る(もしくはレンタルする)だけの価格で大規模に生産できるのだろうか?それは、DynaBookが現在発明されている技術によって数百万人の潜在的なユーザーに売る(もしくはレンタルする)だけの価格で大規模に生産できるかである。
ダイナブックは現在発明されている技術によって数百万人の潜在的なユーザーに売る(もしくはレンタルする)だけの価格で大規模に生産できるのだろうか?(reasonsを「前提」と訳さない場合は普通に疑問文でいいのかなと)
The set of considerations which pertain to the more practical aspects of the device (such as size, cost, capability, etc.) are just as important as the more abstruse philosophy which prompted us in the first place.
そのデバイスのより実際的な側面(サイズ、費用、性能など)に関していろいろと考えることは、一番初めに私たちに行動を起こさせることになった難解な哲学を考えることと全く同様に重要なことである。まず考慮に入れるべきは、当初の深遠な哲学と同程度にDynaBookの要件(大きさ、価格、有用性など)である。
そのデバイスのより実際的な側面(サイズ、費用、性能など)に関していろいろと考えることは、一番初めに私たちに行動を起こさせることになった難解な哲学を考えることと全く同様に重要なことである。(as important asなので「小難しい哲学も大事だけど、実際的な話も同様に大事」てことじゃないでしょうか)
The next few pages discuss some of the tradeoffs involved, and will attempt to convince the reader that a target price of $500 is not totally outrageous.
これから数ページにわたって入り組んだトレードオフについて議論し、DynaBookの目標価格である500ドルは非現実的ではないと読者に分かってもらえるよう試みたい。これから数ページにわたって「DynaBookの目標価格である500ドルは非現実的ではない」ということに対する入り組んだトレードオフについて議論したい。
これから数ページにわたって入り組んだトレードオフについて議論し、DynaBookの目標価格である500ドルは非現実的ではないと読者に分かってもらえるよう試みたい。(attempt to convince the readerにあたる訳がどこにもないので追加しました)
The current cost trends and size of the various components do offer considerable hope that the target can be reacher.
現在のコストの傾向および各部の大きさは目的に届くことを期待している。
The analogy to color TVs which can be sold for under $500 is also important to keep in mind. Now, what should the DynaBpok be?
500ドル以下で販売できるテレビのアナロジーを念頭に置く必要がある。それがDynaBookに出来ないわけがあるでしょうか?では、ダイナブックはどうあるべきでしょうか?
The size should be no larger than a notebook; weight less than 4lbs.; the visual display should be able to present at least 4000 printing quality characters with contrast ratios approaching that of a book; dynamic graphics of reasonable quality should be possible; there should be removable local file storage of at least one million characters (about 500 ordinary book pages) traded off against several hours of audio (voice/music) files.
大きさは紙のノートよりも大きいことはありません大きくてはいけません(should)。妥当な品質の動的なグラフィック表示が可能であるべきです。(追加)重さは4ポンドより軽く、画像表示は印刷品質の文字が、本と同様のコントラストで4000文字表示できるものですできるべきです(should)。取り外し可能な局所記憶装置は100万文字(通常の本で500ページ分)保持できるか、数時間にわたる音声ファイルを保管できる。
The active interface should be a language which uses linguistic concepts not far removed from the owner of the device.
アクティブなインターフェースはこのデバイスの持ち主の言語的コンセプトから離れていない必要がある。
The owner will be able to maintain and edit his own files of text and programs when and where he chooses.
所有者は好きなときに好きな場所で(追加)自分のテキストファイルやプログラムを修正したり編集したりすることが出来るだろう。
He can use his DynaBook as terminal when at work (or as a connection to the library system when in school).
仕事(や、学校の図書館に接続したときなど)でDynaBookは端末として使用できる。
When he is done perusing and has discovered information that he wishes to abstract and take with him, it can rapidly be transferred to his local file storage.
熟読したり、概要から情報を発見したり、その書籍を必要とする時には素早く局所記憶に転送できる。
The umbilical connection will supply not only information but also extra power for any motors the device might have, allowing high bandwidth transmission of about 300K bits/sec to the file storage, or 1 500-page book in 1/2 minute.
アンビリカルケーブルは情報の転送だけではなく、必要であればデバイスの持つ動力に(追加)電力の供給も出来る。情報の転送は300K bit/秒の帯域幅、もしくは1冊の500ページの本を1/2分で局所記憶に転送できる。
The batteries will also be automatically recharging during this connection.
バッテリーの充電も接続中に自動で行われる。
"Books" can now be "instantiated" instead of bought or checked out. One can imagine vending machines which will allow perusal of information (ranging from encyclopedias to the latest adventures of wayward women), but will prevent file abstraction until the fee has been paid.
ここでは、「書籍」は買ったり借りだしたりする代わりに「インスタンス化」できる。("百科事典"から"わがままな女性の最後の冒険"まで(様々な本の))情報を熟読できるが、料金を払うまでファイルを取得することはできない自動販売機を想像するといいだろう。「書籍」は「必要なとき」に買ったり課金することが出来る。熟読に対する情報は販売機から得ることが出来る(例えば百科事典の直近のわがままな女性の冒険に関するところだけとか)。ただし、支払い前にその概要を知ることが出来る。
ここでは、「書籍」は買ったり借りだしたりする代わりに「インスタンス化」できる。("百科事典"から"わがままな女性の最後の冒険"まで(様々な本の))情報を熟読できるが、料金を払うまでファイルを取得することはできない自動販売機を想像するといいだろう。
The ability to make copies easily and to "own" one's information will probably not debilitate existing markets, just as easy xerography has enhanced publishing (rather than hurting it as some predicted), and as tapes have not damaged the LP record business but have provided a way to organize one's own music.
この、コピーの作成を容易にし、情報を自分のために所持する機能はおそらくコピー機が出版を強化させたように(多少傷つけることがあったとしても)市場を弱体化させることはないだろうし、テープがLPレコードビジネスにダメージを与えた訳ではなく、むしろ音楽流通の別の手段を用意したように振る舞うでだろう。
Most people are not interested in acting as a source of bootlegger; rather, they like to permute and play with what they own.
ほとんどの人は海賊版に興味は持たないだろう。むしろ、自らが自分の持っているのもの並べ替えの再生を望むだろう。
A combination of this "carry anywhere" device and a global information utility such as the ARPA network or two-way cable TV, will bring the libraries and schools (not to mention stores and billboards) or the world to the home.
この「どこでも携帯」デバイスおよび、ARPAネットワークもしくは双方向ケーブルテレビによる広域情報ユーティリティは(商店や広告は言うまでもなく)(広告が入らないとなると次の文章につながらないので「当然入るよね」という意味のnot to mentionだと思います)図書館や学校(店や広告じゃなく)、もしくは世界を家庭に持ち込むことになる。
One can imagine one of the first programs an owner will write is a filter to eliminate advertising!
おそらく、所有者によって真っ先に書かれるプログラムは広告除去フィルタだろうと予想される!
Input will be via keyboard (most people now learn how to type) or viva secretary-cum-keyboard in the traditional manner.
入力は(皆がすでに学んでいる)キーボードか、そうじゃなければ古くからの習わしである秘書による「口述筆記キーボード」経由となるだろう。
Or by voice.
もしくは音声から。
The file system of the device can easily allow audio files (with digital headers); however, they would have to be transcribed before any editing could be done.
デバイスのファイルシステムは音声情報(とディジタルヘッダー情報)にも容易に使用できるだろう。だが、それは編集前に転写されるだろう。
Although "interactive graphics" will be limited because of capacity, sketches can be retained and editied as facsimile files.
また、「インタラクティブグラフィック」は容量の関係上制限されるだろうが、画像は画像は複製されたファイルとして保持および編集できる。また、「インタラクティブグラフィック」は容量の関係上制限されるだろう。制限されるだろうが、画像は(althoughは逆接だと思います)画像はファクシミリファイル(facsimile filesは「複製されたファイル」という意味かも)として保持および編集できる。
The Display
表示装置
Either a flat panel display, such as the plasma panel, or a connection to an external CRT is dictated by the size requirement.
プラズマパネルなどのフラットパネル表示装置、外部CRTへの接続に関しては大きさの要件によって決定される。
The power specs disallow the plasma panel (it can draw 5 amps when fully lit), and the need to use it anywhere eliminates the almost (but not quite) ubiquitous CRT.
電力消費の関係上プラズマパネルは使用できない(これは、表示に5アンペア必要である)上に、ubiquitous CRTユビキタスCRTはどこでも使用できるとは言い難い。
What then is left?
次に何が残っているだろう?
We clearly would like a technology that requires power only for state changing, not for viewing - i.e. can be read in ambient light.
われわれには、表示変更時のみ電力を消費し、それ以外の時には使わず、環境下で自然光の下で読むことが出来る何か技術が必要となる。
Phase Transition Liquid Crystal (16) can be x-y addressed and will obligingly turn opaque under the influence of a low-power electric field.
位相変化型液晶(16)をx-y座標に並べたものは低電力電場で透明および不透明に変化させることが出来る。
Further, the display will maintain itself with very little additional power, the electrode widths can be as small as 1 mil, and the state of the entire 512x512 panel can be changed for less than 1/2 watt.
また、この表示装置は非常にわずかな電力で表示内容を保持できる。電極の幅は1ミリ程度、512x512の画素の状態を変更するのに1/2ワット以下ですむ。
(Note: This is a current technology even though no one has yet built a 512x512 panel.)
(注:現在の技術でまだ512x512の画素を実現しているものはない)
In order to put up book quality characters at normal viewing distance, we need to have a good model of the eye and make use of recent discoveries at our lab in the art of character generation (15).
通常(画面を)見る距離で書籍と同様の品質になる文字を表示するには、視覚をうまくモデル化する必要があり、また我々の研究室で最近なされた文字生成の技術に関する知見を利用する必要がある(15)。通常の距離で印刷品質で文字を見るためには研究室においての文字生成の技術の発明を行う必要がある。
通常(画面を)見る距離で書籍と同様の品質になる文字を表示するには、視覚をうまくモデル化する必要があり、また我々の研究室で最近なされた文字生成の技術に関する知見を利用する必要がある(15)。
In order to built an in-house research terminal with printing quality CRT display, an experimental "loadable character generator was designed and constructed. Any 128 character font which can be viewed in terms of up to 32x32 bit matrices can be dynamically loaded into a fast bipolar memory to allow real-time scan conversion of ASCII text.
これら印刷品質の表示を作るためには研究室品質のCRTディスプレイ端末を使用する必要があり、「ロード可能文字生成装置」を試験的に作成した。ASCII文章をリアルタイム画像変換するためには、32x32のビットマトリクスで表現できる128文字のフォントを、高速バイポーラメモリーに動的ロードする必要がある。
Frills such as size, intensity, overlay characters (underlines, etc.) are also provided. Photos are of the actual screen (at 875 scan lines) and are unretouched.
フォントの大きさ、太さ、下線などのオーバーレイ文字のフリルが提供される。写真は無修正で画面(875縦解像度)に表示できる。
PCCAA7
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